水元光代さんが台湾の歴史理解イベントを開催しました。(世界船8期OG)

2018年1月28日、世界船OGの水元光代さんが台湾-日本の国交を支える
JOE LEE(李久惟)さん *1 をゲストに台湾の歴史理解イベントを行いました。

*1) JOE LEE(李久惟) さん略歴——————————————————-

1975年 台湾高雄生まれ。母親が日系ボールペンメーカーで働いていたことから日本語が身近にある環境で育ち、大学時代に訪日。2000年に東京外国語大学を卒業後、台湾の新幹線プロジェクトに10年従事。この間さまざまな言語に興味を持ち15カ国以上を話すマルチリンガルに。野球世界一決定戦であるWorld Baseball Classicでイチローの通訳を勤めた他、サッカーアジアカップ、東京国際映画祭などでも通訳を勤める。(5か国語の通訳翻訳業で独立)

その後、日本で東日本大震災時に台湾からの義援金の声掛け首謀者の1人として活躍し、200億円以上の台湾⇒日本義援金に貢献。メディア等から何故台湾は日本に対してそこまでの気持ちを持っているのか聞かれる中で、祖父母から聞いてきた日本と台湾の歴史(50年の統治時代に起きた様々な産業振興、インフラ整備、教育)について答えはじめ、現在は日本と台湾の歴史の語り部・ゲスト講師としても活躍。

JOEさんからは
・昨年から高校生の修学旅行先(海外)のNo.1が台湾になったこと
・UNIQLO、ココイチなどの既存日系企業に加え、丸亀製麺も進出しており、日本のブランド・味が楽しめるようになっていること
・日本が100年前に残した建物を改装してアートギャラリーが続々OPENしていること
等、最近の台湾のホットな情報に加え、

日本人が台湾に残した大きな遺産

  • 水インフラの整備(ダムと飲用河川)・・・飲水思源という言葉が残っています
  • バナナ(台湾フルーツ)産業の育成   ・・・50年前の外貨獲得ソースの1/3はバナナ
  • サトウキビ工場をきっかけにした第2次産業育成 ・・・現在の工業化ノウハウ伝来
  • 関口長太郎と6名の先生(台湾教育部学務委員、正確には用務員も入れて9名)による台湾での教育展開(ゲリラによって初期の先生はすべて惨殺されたが、後も日本からの教員派遣が続き、台湾の方が心動かされていった)
  • といった歴史を具体的なストーリーを用いて伝えられました。

今後2021年 周辺諸国で政治体制の100周年イベントなどで大きな動きが予想されており、国防問題等もあるため、今後日本には台湾とのつながりを実際に当地を訪れまだご存命の日本人と関係の強い台湾人と交流を深めて頂き、今後の関係を一緒に考えていって欲しいというメッセージもありました。

https://www.facebook.com/events/285572415302994/

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