第2回SWY塾 ~アメリカ議会から見た日本~

2019年6月2日(日)に第2回SWY塾を開催いたしました!
SWY塾は、内閣府国際交流事業「世界青年の船」(Ship for World Youth)既参加者が有志で企画・運営している勉強会です。日本の政治・社会問題など幅広いトピックについて、気軽に楽しく議論・習得できる場を提供しています。

今回は第2回として、松下政経塾第36期生の深作光輝ヘススさん(SWY18)による講演「アメリカ議会から見た日本」を実施しました。米国議会外交政策担当として見た、日米関係・世界の政治首都ワシントンにおける日本の立場についてお話いただきました。

加えて、講演後にはオープンスペーステクノロジーによるディスカッションを行いました。(モデレーター:清水御冬さん)

当日は総勢19名の方にご参加いただき、事後アンケートでも満足度100%のご回答をいただきました ★☆

以下、当日の様子を簡単にレポートさせていただきますのでぜひご一読くださいませ。

============================
■アイスブレーキング(自己紹介):
当日は内閣府国際交流事業「世界青年の船」(Ship for World Youth)既参加青年を中心にその友人等、総勢19名(他1名はオンラインでご参加)、
年齢も10代後半から50代と幅広い年齢層の方にご参加いただきました。学生や多様な業界出身の社会人の方が集まり、SWYの枠を飛び越えた人脈形成の場となっています。今回は1名スウェーデン人の方もご参加いただき、英語でのディスカッションも行われました。

参加頂いた方はFacebookグループでその後も繋がり、イベント後も情報交換等積極的にしていただいています。(こちらに入りたい!という方も大歓迎ですのでお声がけください。)

■第一部 講演:「アメリカ議会から見た日本」
第一部講演では松下政経塾第36期生の深作光輝ヘススさん(SWY18)による講演「アメリカ議会から見た日本」を実施しました。

深作さんが米国連邦議会の下院議員であるTulsi Gabbard氏の外交政策担当フェローとして議会に身を置かれていたご経験から、米国の視点から見た日本や東アジアについてプレゼンテーションしていただきました。その他、志の原点となった出来事や、2009年から在外公館派遣員としてワシントンの日本大使館に3年間勤務されていた当時のエピソードも披露いただきました。

参加者からは「普段中々得られない米国議会からの視点には新鮮みがあり、面白く聞かせて頂いた」、「外交、政治、安全保障について幅広く新しい知見が得られた」などの感想がよせられました。

■第二部 ディスカッション
オープンスペーステクノロジーによるディスカッションを実施しました。

オープンスペーステクノロジーでは参加者が話し合いたいテーマを取り上げる形でディスカッションが行われます。深作さんの熱いご講演の後、参加者の皆さんの熱もMAXに。多くのテーマが挙げられました。

※参加者が取り上げたテーマ例:
「安全保障・平和構築」
「With increased U.S. protectionism who should Japan turn to?」
「自分のナショナルアイデンティティとキャリア」
「日本のプレゼンス&ロビイング」
「自治会のゴミ箱問題」
「慰安婦問題」  等

3チームに分かれて、アジアにおける安全保障・外交問題についてや、身の回りの政治に関わる問題についてディスカッションが行われました。

事後アンケートでも、「他の参加者から新たな視点を得ることができた」、「参加者たちの政治への意識を知ることが出来た」という声が挙がりました。

■懇親会:
SWY塾ではセミナー終了後に講師も交えて懇親会を実施しており、前回に引き続き10名以上参加いただきました。懇親会では、これからのSWY塾の運営や活動内容についても話し合われました。実行委員として活動してくれるメンバーも着々と増えてきました!

まだまだ運営上至らぬ点もございますが、第3回以降も随時開催してまいりますので、ご参加いただけること(参加者としても実行委員としても☆)心待ちにしております!
次回は7月14日(日)午後(※暫定)に第三回SWY塾を開催する予定です。テーマは第一回で取り扱った「入管法改正」のその後。詳しい情報は追って御連絡いたします。

第2回SWY塾を終えて

第2回の開催となったSWY塾では、内閣府青年交流事業の既参加青年以外の参加者も多くご参加いただきました。このような活動を通してIYEOコミュニティが広がっていくことで、日本ひいては世界で活躍する青年同士がともに議論し、協力し合い、今後の様々な活動に繋がっていくことと期待しています。早速、セミナー参加者の中から次の企画者が出るなど、事後活動の輪や人脈が広がってきています。日本の政治・社会問題に纏わる課題に関して今後も気軽に参加&議論&アクションできる場を提供して参りたいと思います。

SWY塾とは

SWY塾は、内閣府国際交流事業「世界青年の船」(Ship for World Youth)既参加者が有志で企画・運営しています。目的としては、日本の社会・政治問題について関心を持ち、自身の意見を述べることのできる人を増やす(ひいては英語で外国の人と対等に議論できる力を醸成する)ことです。政治参加意識を持ち、それを高め、自身で調べたり意見をアウトプットする機会の提供を行ってまいります。またそのような議論を共にできる仲間を作ることができる空間を提供してまいります。

講師プロフィール:深作光輝ヘススさん(SWY18)

ペルー リマで生まれ半年後に日本へ。
成蹊大学卒業後、(財)青少年国際交流推進センター、在アメリカ合衆国日本国大使館で勤務後、エムスリーキャリア株式会社に就職。
外交を軸とした安全保障の研究を通し、自国及び世界の繁栄を実現させる方法を探究すべく松下政経塾入塾を決意。
昨年、米国連邦議会の下院議員、Tulsi Gabbardの外交政策担当フェローとして勤務。
2019年3月松下政経塾卒塾。

モデレータープロフィール:清水御冬さん(SWY25, 26, 28ファシリテーター)

天空メディア合同会社代表、ドキュメンタリーのディレクターとして報道番組を多数制作。平成17年には総務大臣賞、ドキュメンタリー部門優秀賞などを受賞。
宮城、福島、岩手などの被災地取材から世界各地で多種多様なテーマでの取材経験あり。アメリカでのトランプ政権誕生時の選挙取材なども経験。

SWY塾主催者
第26回世界青年の船参加 石川綾佳


関連情報

関連記事一覧