ようこそアラブへ
著者:ハムダなおこ(岸田直子)
1987年度 第14回「東南アジア青年の船」事業 参加青年
1989年度 第2回「世界青年の船」事業 通訳
【著者からのコメント】
前著の『アラブからこんにちは』では、灼熱の気候やイスラームの話、アラブ女性の生き方、ジン(魔人)との闘い、UAEの激動の変遷などを書きましたが、本著ではそこから一歩進んで、「アラブ人はどう考えるか」「無駄に見える行動をとるのはなぜか」「彼らを突き動かすものは何か」などについて書いてあります。五人の子どもを育てる間のさまざまな経験を、平易な言葉で綴ったエッセイです。
近年イスラームがテロと結び付けられる世界的な兆候がありますが、「東南アジア青年の船」や「世界青年の船」の乗船者であった皆さんは、そんな一面的な扇動的な情報を必要としない人たちですね!アラブの心を探る人情エッセイをどうぞ楽しんでください。東京のド真ん中で働いていた女性がアラブに嫁ぐとこんな苦労するのだ!という笑い・驚きもたくさん詰まっています。
【著書データ】
出版社:国書刊行会
出版年:2016年12月15日
価格:1944円
ISBN 978-4-336-06101-0