ありがとう新井町見聞記~100年後のふるさとへのおくりもの~
第12回日本自費出版文化賞入選
著者: 星野雅範
2009年度 第22回「世界青年の船」事業 参加青年
2015年度 次世代グローバルリーダー事業「シップ・フォー・ワールド・ユース・リーダーズ」 ファシリテーター
【著者からのコメント】
ふるさとである群馬県太田市新井町の歴史(神社、お寺、戦争、民俗、伝承等)をまとめたもの。100年後のふるさと、自分のひ孫世代に向けて、何を記憶遺産として贈りたいかを考え、長老宅を訪ね、聞いて聞いて聞き続けて文字にしました。平成20年(2008)当時の最長老方は既に世になく、あの時この一言をお聞きできてよかった、という事例がたくさんあります。
グローバル化していく時代だからこそ、自分の足元を知ることが大切だと感じます。世界青年の船(SWY)事業の中で行われるナショナルプレゼンテーション(各国文化紹介)では、各国の青年が自国、自地域の文化を誇り高く演ずる姿が他国の青年を深く感動させます。狭い町内会レベルの活動ですが、地球市民として何を大切にすべきか、をいつも念頭に置いて著作しました。他地域の方にもご参考になれば幸いです。
その後平成25年(2013)に、新井町を含む小学校区域の九合(くあい)地区(11町よりなる)の歴史を地域の子どもたちへ向けて、また生涯学習の参考資料として、太田市の助成金を受け、仲間たちとともに「九合村物語~77のひみつ~」を出版し、地区内希望者や学校、図書館等市内関係機関へ配布、寄贈しました。これは11町内それぞれにおいて、長老方との座談会等を踏まえて7つずつの後世へ向けて語り継ぎたい要素(歴史遺構、建物、石碑、道、祭、戦争の記憶等)を抽出し、それらを合わせて「77のひみつ」としてまとめたものです。現在、この内容を活用し、スタンプラリー等を通して地域の子どもたちに歴史体験をしてもらう事業を実践中です。
平成27年(2015)には新井町の隣町である太田市浜町について、やはり太田市の助成金を受け、上記と同様の趣旨で歴史をまとめた「浜町今昔散歩~濱から浜への橋渡し~」を仲間たちと出版し、町内希望者、関係機関に配布しました。
【著書データ】
自費出版(完売)