#I am a peace warrior 第3弾 長崎市立西浦上中学校とフィリピンの高校との交流
第45回東南アジア青年の船参加青年は、事後活動の1つとして折り鶴の共同制作を通じて平和作りに貢献しています。
これまでの活動:
#I am a peace warrior 第1弾
#I am a peace warrior 第2弾
第3弾としての活動の概要を教えてください。
千羽鶴を通して平和について考える活動を、長崎市立西浦上中学校とフィリピンの高校との交流を通して実現しました。
(写真:フィリピンで制作された千羽鶴)
今回、長崎市立西浦上中とフィリピンの学校が繋がったの経緯を教えてください。
第45回東南アジア青年の船事業のフィリピン参加青年から、自身が勤める高校の生徒達と作成した折り鶴の共同献納依頼があったことがはじまりです。その後、長崎出身で第45回東南アジア青年の船の日本参加青年が、長崎IYEOの山田公美会長が勤める長崎市立西浦上中学校に、千羽鶴の共同献納を依頼したことが始まりです。
(写真:フィリピンから届けられた千羽鶴贈呈)
フィリピンから届けられた折り鶴はどうされましたか?
毎年8月9日の原爆の日、長崎の学校では平和を祈念する集会が実施されます。第45回東南アジア青年の船事業が、依頼先の西浦上中学校の平和祈念集会で本活動の説明後、フィリピンからの折り鶴500羽を平和実行委員長に引き渡しました。9月に同校の生徒と教員が1人1羽折り鶴プロジェクトを立ち上げ、計500羽を作成し、合計1000羽を長崎市の平和公園に献納しました。
(写真:長崎市平和公園献納の様子)
活動に参加した中学生の感想はいかがでしたか?
活動に参加した西浦上中学校の生徒からは、「この取組を通して、学んだことや自分の気持ちを伝えることの難しさや大切さを改めて感じた。長崎に住む私たちにとっては当たり前の平和学習、だからこそ学んだことを自信をもって国内、海外の人々に語ることができるようになりたい。」、「将来、教師になり、この経験を生徒に伝えたい」、「戦争のない世界の実現のために何ができるか?と考えることがあり、この折り鶴プロジェクトは私に一つのヒントを与えてくれた。千羽鶴を1人で作るのは大変だが、多くの人が集まればやり遂げられる。平和を願う気持ちがたくさん集まれば、平和な世界を作ることができると確信した。」等の感想がありました。
(写真:平和新聞制作メンバー)
(写真:平和新聞)
西浦上中学校とフィリピンの学校の交流に関して、今後どうされる予定ですか?
西浦上中学校の生徒達は、長崎の原爆、長崎市や学校の平和学習で学んだことについて英語で平和新聞を作成しました。また、共同献納に協力してくれたお返しに、9月からほぼ毎日昼休みや放課後を使って取り組んで仕上げたフィリピンと日本の国旗や千代紙の折り鶴を、11月末にフィリピンの高校に発送しました。
#I am a peace warriorの今後の活動について教えて下さい。
広島県の高校生とフィリピンの高校を繋ぎ、平和について考えるの交流活動を予定しています。このプロジェクトに関わる方々と共に平和について考えて、それを広める活動を継続していく予定です。