先輩のインタビュー:澁井惇さん(国際社会青年育成)
事業応募時の年齢 : 30歳(エンジニア)
事業に応募した動機は何ですか?
カンボジアでの小学校建設ボランティアに参加した際に、現地で様々な現状を知り、沢山のボランティア団体があっても根本的な解決には地域や政府の主導が不可欠だと感じました。そこで内閣府のプログラムであれば、政府関係からJICAのような地域に根付いた活動まで、直接関係者にお話を伺える機会があると事前説明会で知り応募を決めました。
事業に参加してどんな事を感じましたか?
「百聞は一見に如かず」という言葉をこれまで以上に痛感しました。特に参加の大きな目的だった教育問題については、メディーナ大統領をはじめ、青年大臣やJICAの支援先、そして現地青年と直接お話させて頂き、現地に足を運んだからこそ分かる事が多々あり、自分の浅はかな考えが恥ずかしくなったのを覚えています。
ドミニカ共和国の国の歴史的な背景や現在の経済・社会状況を踏まえた上で五感を通じて学んだ日々は教科書の中に飛び込んだような感覚でした。
事業での経験はあなたの人生にどのように影響していますか?
帰国後にまず感じたのは、日々の生活において様々な情報が共に参加した仲間や現地青年、そして内閣府事業の既参加青年から入って来ることです。そこから新しいチェレンジとして、ドイツでワークライフバランスを学んだり、ペルーで日系移民を訪れ更に理解を深めたりと常に新しい風が吹いています。
応募を考えている方へのメッセージ
何かを始めるのに遅いという事は無いと感じています。むしろ、社会経験がある程本事業の深みが増していくかと思います。
私の場合は、学生から教わる事が多く、特に心の中にキラキラとした鮮やかな感覚が戻ってきた事は有難い機会となりました。