先輩のインタビュー:淺野 友里さん(世界青年の船)
事業応募時の年齢 : 19才(大学生)
事業に応募した動機は何ですか?
応募した動機は2つあります。
1.「船」で留学したかった!
ありきたりな留学ではなく、周りをあっと驚かす何か変わった留学方法を探していました。他の人と同じことをするより、周りが挑戦しない分野に取り組みたい意志があったからです。
そして大学1年の夏、転機が訪れました。 それが「世界青年の船」との出会いです。大学の講義中、ゲストスピーカーとしていらした先輩が、本事業の既参加青年だったのです。1か月間の船上生活のどの部分を切り取っても、魅力的なエピソードがどんどん溢れ出できたことは今でも忘れられません。
2.人財の宝庫に飛び込みたかった!
本事業の特徴は「今まで自分が出会ったことのない青年との巡り逢い、そして一生の友となる」こと。大学生活を送る中、「女子校で育ってきた私は常に同じような環境にいる、本当にこのまま何も変化がなくていいのだろうか。」と自問自答していました。そんな時、本事業に出会いました。ポスターに大きく書かれていた「あなたも人生を変えてみませんか?」というタイトルに惹かれ、人生を変える期待を胸に、選考試験に臨むことを決意しました。
事業に参加してどんな事を感じましたか?
事業を通じての気付きは、「経験しただけでは自分事で終わる。経験を活かし新しいことにチャレンジしてこそ、周りも巻き込んで大きなことが成し遂げられる」です。
船上生活は、想像よりはるかにハードで、毎日が睡眠不足との戦いでした。時間は有限なので、できるだけ多くの青年と話すことを心掛けていたからです。
船に一歩足を踏み込めば、もうそこは国籍・性別は関係の無い世界。
最初は、翌日に控えたプログラム準備に追われ、自己の振り返りを怠っていました。しかし、毎日世界中の人と英語で話し、ディスカッションしているのに、全く自分の成長の兆しが見えません。
上手くいかなかった理由は、自分が経験したことを見つめなおさず、次のステップに直ぐ進んでしまったこと。気付いた後から、デッキの静寂な中で、1日を振り返る「自分時間」を作りました。
喜怒哀楽のポイントを箇条書きで文字に起こすことは、中々1人きりの空間が作れない船でいいリフレッシュになります!下船後も、毎日欠かさず日記を付け、自己発見の旅を始めています。
事業での経験はあなたの人生にどのように影響していますか?
「船」が大好きになり、就職活動における指針が大きく変化しました。
5大陸11カ国の青年たちと関わる中で、将来の選択肢は無数にあると実感しました。今までは「就職」しか見えていませんでしたが、他にも大学院進学や休学をしてより広い世界を知ることもできるなど様々な可能性広がっていることに気づきました。
特に私は就職活動が控えており、約1ヶ月の船旅をしたことで海運業界に強く興味を持つようになりました。 船は、石油・物資などモノを運ぶ手段としてのイメージが強くありましたが、本事業を通して人と人とを結びつける「場」でもあることに気づきました。
応募を考えている方へのメッセージ
きっと今応募しようとしている人たちは、生まれや育ち、そして年齢など様々なバックグラウンドを持っています。普段は決して交わることのない青年が切磋琢磨し、事業を最後までやり遂げようとする温かい環境は、ここにしかありません。
ここで私は、お互い何でも話し合える「生涯の友」と出会えました!
人生は一度きりしかなく、一生という短い時間の中で「心から大切に思える友」を見つけることは至難の業です。
参加後、必ず「世界中に家族ができます。」
好奇心旺盛で魅力あふれる青年たちと、一生で一度の経験をしてみませんか?