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先輩のインタビュー:松原芙己子さん(地域コアリーダープログラム) – 日本青年国際交流機構(IYEO)

先輩のインタビュー:松原芙己子さん(地域コアリーダープログラム)

事業応募時の年齢 : 38歳(経理事務:社会福祉法人 保育園勤務) 

事業に応募した動機は何ですか?

この事業に応募するにあたり、派遣国について調査したところ、ニュージーランドは深刻な貧困問題が大きく取り上げられる中、青少年育成において先駆的な取り組みをしているという事前情報を得ました。「貧困」と「青少年育成」に目が留まり、同じ問題を抱える日本や沖縄県における貧困問題の解決に向けたヒントになるのではないか、同じ問題を抱える地域で支援方法にどのような違いがあるのか、どのような社会資源が存在し地域を支えているのか、日本にあってニュージーランドにはない社会資源、またはその反対。国際的な視点で福祉を学び、今ある資源を活かし、地域の中で必要とされる新たな社会資源を展開し、地域住民が幸せに過ごせる街づくりをしていきたいという目標をもち参加を志願しました。

事業に参加してどんな事を感じましたか?

派遣前に日本の青少年育成についての知識を深めていく上で、我が国が抱える課題・話題について団員同士でのディスカッションの機会が多く、まず自身の国について再認識することができました。派遣先のニュージーランドでは、同じように地域課題について取り組んでいる青年達とディスカッションする機会がありました。その土地の文化、歴史の中に地域課題解決のヒントが隠されていることがあり、自身の地域(沖縄県)の「ゆいまーる(方言)」(=助け合い)が昔からある相互扶助なんだと再認識し、派遣先で自国の良さに気付かされました。

事業での経験はあなたの人生にどのように影響していますか?

現在、自身の地域で地域包括ケアシステム構築の実現のために、地域協議体メンバーとして関わっており、誰もが暮らしやすい地域社会を目指しています。今回参加した事業では、「高齢」「障害」「青少年」の3分野合同でのディスカッション機会があり、まさに私が現在地域で取り組んでいる内容が話し合われました。この事業で得た学びと仲間との関係は今後も続き、発展していくものだと確信しています。

応募を考えている方へのメッセージ

この事業と私の出逢いは「ひらけ、世界」の1枚のポスターからです。チャンスを現実にすることは容易ではありませんが、私のように運があった人もいます。私は小学4年生の母で、現在出産を控えています。出国時、妊娠中で不安もありましたが、これから成し遂げることの重大さとワクワクのほうが大きく、充実したプログラムを過ごすことができました。国際的な視点で専門的に福祉を学び、自身の視野が広がります。あなたも事業に参加して、一緒にスーパーコアリーダーになりましょう!

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