先輩のインタビュー:小曽根龍一さん(地域コアリーダープログラム)

事業応募時の年齢 : 28歳(理学療法士:病院勤務) 

事業に応募した動機は何ですか?

理学療法士として技術を突き詰める中で、技術の向上と社会貢献が直結していない事に疑問を感じ始めたのがきっかけでした。より広い視点が必要だと感じ、海外派遣や、新たな人との繋がりを得たいと思い、応募しました。

事業に参加してどんな事を感じましたか?

「障害者の社会参画」をテーマにフィンランドを訪問しましたが、「障害」を考えることは、逆説的に「幸福」を考えることでした。人のニーズを捉え、社会と個人の相互関係を考え、個人個人の最適な形を探り続ける事。人の支援に関わる時に最初に教わる最も基本的な事が、最も重要な課題だという事を再認識しました。
また、福祉国家と言われるフィンランドと比較しても引けを取らない活動や実績が日本にありました。どうしてもメディアや先入観から日本は遅れている感覚がありましたが、改めて調査し、海外の空気を肌で感じる事で得られる気付きが数多くありました。

事業での経験はあなたの人生にどのように影響していますか?

自分自身に対しての気付きと、社会課題の気付きが重なり、現在キャリアを大きく方向転換しています。これから新たに動き始める事が多く、人生の転機といっても過言ではないと思っています。
また、事業で得られた様々な気付きのほとんどは仲間とのディスカッションから得られた事でした。今回得た繋がりだけでなく、刺激しあえる仲間を増やしていこうと考えています。

応募を考えている方へのメッセージ

社会に対して、自分に対して課題を少しでも感じているのであれば参加をお勧めします。
海外と日本を考え、別のフィールドで活躍する仲間との本気のディスカッションを繰り返す事は、あなたの枠を大きく広げてくれるでしょう。

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