中期経営計画2028の全体像
- IYEOのビジョンとミッションを定義し、IYEOが目指す未来の世界観を明確に打ち出します。
- 活動を実施する活動系組織と、活動支援と組織基盤構築の業務を実施する業務系組織は、運営制度を分離しそれぞれ独立したマネジメントを実施します。
- 活動系組織ではソーシャル領域がローカル領域とグローバル領域の活動連携を取りまとめ、IYEOの社会活動全体をマネジメントします。
- 業務系組織は業務遂行に必要な職業スキルを有するプロまたはセミプロ人材で構成し、活動系組織へ高度な支援と組織基盤構築を実施します。
- 以上の変革に沿うように、IYEO全体の会議体、規約類、制度を刷新します。
2028年までに実現すること
IYEOは2028年までに実現することとして、「コレクティブインパクトを生み出し続ける活動団体への変革」を掲げます。コレクティブインパクトとは、行政、企業、NPOなどのプレイヤーがそれぞれの括りを超えて協働し、様々な社会課題の解決に取り組むことで集合的なインパクトを最大化すること、あるいはその枠組みを実現するためのアプローチです。
昨今の社会課題の複雑化に伴い、単一の団体のみでの社会課題の解決が困難になってきています。そこで、異なる強みを持つ団体同士がプレイヤーとして一堂に会し、共通の社会課題を解決するコレクティブインパクトが有効であると考えられています。これはIYEOにおいても同じです。
この変革の実現に必要な施策を、業務系(組織基盤構築、活動支援)と活動系(ソーシャル領域、グローバル領域、ローカル領域)のそれぞれの組織で役割分担して実行します。
2028年までに実現すること(活動系)
ソーシャル領域
- グローバル領域とローカル領域の活動連携を取りまとめ、IYEOの社会活動全体のマネジメントの在り方を確立する。
- 社会にインパクトを出せる活動領域を創出し、ソーシャル活動とキャリアの両立を当たり前にする。
グローバル領域
- グローバルな非営利ネットワークと継続的コミュニケーションを構築し、IYEOの存在価値に育て上げる。
- 事業同窓会を通じた活動立ち上げと国際会議でのネットワーキングを仕組化し、価値創出最大化を実現する。
ローカル領域
- ローカルな活動現場で活躍するリーダー育成加速のため、分野別の情報共有の場を定例化する。
- ローカルな場で活躍している人材の有志をIYEOの中核コミュニティに昇華させる。
- 組織運営を簡素化することで、個人の都合に合わせた活動ができることを示し、人財発掘と活動への呼び込みを容易にする。
- 限られたリソースによる価値創出の最大化のため、組織運営を簡易化する全国施策を講じ、組織運営関連の問題を根絶する。
2028年までに実現すること(業務系)
活動支援
事務局、DX、広報・マーケティング、人材開発の領域間連携により、人材発掘、活動グループ形成、他団体との協働を加速する。
組織基盤構築
- 業務系組織を推進センターからの業務委託またはIYEOからの委嘱を受けた高度スキル人材によるプロ組織に改組する。
- 概算要求制度及び予算編成プロセスの確立、財務計画に基づく法人向け事業開発の成果により、経営を黒字化する。
- 個人会員の会員区分を「個人会員」に統合し、入会、会員管理、活動参加における現場の無価値な煩雑作業を解消する。
- 一連の変革に沿うように、会議体、規約類、制度を刷新する。